初心者必須!レンズ選びのポイント。ニコンレンズ型番の読み方編
製品ページでレンズを調べて、記号に困ったことはありませんか?
メーカーごとにさまざまな機能の略称や搭載技術を表しているのですが、最初はそんなものなんて分からない。
そもそも調べたレンズが自分のカメラに装着できるのかさえよく分からないものです。
そこで代表的な記号をまとめました。
「AF」「AF-S」
・AFはオートフォーカスレンズ
・AF-SはSWM搭載のオートフォーカスレンズ
SWM
サイレント・ウェーブ・モーターの略。超音波モーターとも言われ、静かで高速なオートフォーカスができます。
「DX」
DXと型番に入っているとニコンDXフォーマット一眼レフカメラ用のレンズ。
※記載がなければFXフォーマットも対応レンズ
D7300やD5300などAPS-Cサイズのセンサーを搭載した機種 → DXフォーマット
「50mm」「24-70mm」
レンズの焦点距離。「50mm」とあれば単焦点レンズ。「24-70mm」とあればズームレンズ。
・〜24mm 広角レンズ
・35〜70mm 標準レンズ
・85mm〜 望遠レンズ
「f3.5-5.6」「f1.4」
開放F値の表記。レンズの一番明るい設定値です。
ズームレンズでは「f3.5-5.6」のように表記される場合があります。この場合ズームレンジにより開放F値が変化するとい意味です。
ex.「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」の場合
16mmで撮影するとF値はf3.5〜と設定できますが、85mmで撮影するとF値はf3.5と設定できません。f5.6〜となります。
「G」「E」
絞りリングの搭載の有無などの違いです。
・Gタイプ >>> レンズに絞りリングがない。ボディからの機械制御で絞りを設定する。
・Eタイプ >>> レンズに絞りリングがある。ボディからの電気制御で絞りを設定する。
「FL」
蛍石レンズを使用しているレンズです。高級レンズに使用されています。
望遠レンズの優れた色収差補正と軽量化を実現する
http://www.nikon-image.com/products/lens/about/technology.html#fl
蛍石は、赤外領域から紫外領域にわたって高い透過率を有する結晶素材です。特殊な異常部分分散性があり、可視光域で優れた色収差補正能力を示します。焦点距離が長くなるほど難しくなる色収差補正が、蛍石レンズを使うことで2次スペクトルを徹底的に除去することが可能となり、極めて効果的に色収差を補正します。また、光学ガラスに比べて軽いため、レンズの軽量化にも貢献しています。(ニコン公式サイトより)
「ED」
EDレンズ、スーパーEDレンズを使用したレンズです。プリズムの色分解作用を少なくする特殊低分散ガラスをEDレンズといいます。
「AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR」「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」には新開発のスーパーEDレンズが採用されています。
「VR」
手ぶれ補正搭載レンズに表記されています。
「II」
従来モデルからのリニューアルバージョンです。
では、「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR」の意味するものは?
「AF-S」
SWM搭載のオートフォーカスレンズ
「DX」
DXフォーマット用レンズ
18-300mm
18mmから300mmの焦点距離のズームレンズ
f/3.5-6.3
18mm時の開放F値がf3.5、300mm時の開放F値がf6.3
「G」
Gタイプレンズ
「ED」
収差の少ないEDレンズを使用
「VR」
手ブレ補正搭載