一眼レフで星が撮りたい。撮り方と準備するもの
寒い季節になりましたが、空気も澄んで星空が撮りやすい季節になりました。
郊外に出かけたり山の中を車で走ると満天の星空が見れたりしますね。
「いざ撮ってみたいと思っても写らない。」
「撮れている人もいるのになぜ自分は撮れないのか?」
星空を撮影する際のおさえておきたいポイント
その1 ロケーション
・間違いなく快晴なのに星が見えない。
→都市部は光害の影響が大きく晴れていても星はあまり見えません。
その2 天候
・絶対見れると思うくらい田舎に来たのに見れない。
・街明かりがない真っ暗なところに来たのに見れない。
・多少肉眼では星が見えるが写真にはあまり写らない。
→雨が降っていなくても薄く雲がかかって見れない場合があります。
その3 月明かり
・多少肉眼では星が見えるが写真にはあまり写らない。
→郊外の真っ暗なところに行っても、満月の夜などは月が明るすぎて星はあまり見れません。
その4 機材
・三脚で固定しているのにブレてしまって撮れない。
→何mmで撮ってますか?まずは広角でチャレンジしてみましょう。
その5 設定値
・三脚で固定しているのにブレてしまって撮れない。
→何mmで撮ってますか?まずは広角でチャレンジしてみましょう。
以上5点です。
その1 ロケーション
まずはロケーション探しです。
お住まいの地域によりますが、光害の影響の少ないエリアを狙いましょう。
このサイトでせめてオレンジ色のエリアで探しましょう。
日本全国のデータがこちらのサイトにあります。
天体観測マップ、光害マップ – 車中泊まとめWiki
ここは車中泊に関するいろいろな情報をまとめているWikiです。車中泊に適した車種、車中泊スポット、
車中泊便利グッズなどの情報をまとめています。
その2 天候
星空。つまり宇宙空間。雲があっては星は見えません。
天候は快晴を狙って行きましょう。
こちらのサイトで「雨量・雲量」予報を参考にして見て下さい。
プロットされた真っ黒なところが快晴です。少しでもグレー掛かっているところは雲がかかっています。
GPV 気象予報
●地図上に5kmメッシュの詳細な天気予報や予報の信頼度を表示. ●雨雪判別, 波予報, 台風と低気圧進路, 気圧・風向・風速・雨量・雲量・気温・湿度・沿岸波浪を予報. ●広域予報(20kmメッシュ)は1時間毎 11日先まで表示. ●詳細予報(5kmメッシュ)は1時間毎33時間. ●気象庁 数値予報を図示.
その3 月明かり
月の出、月の入りや月の具合(満月or新月)を調べましょう。
★日の出、日の入、月の出、月の入、惑星の出没南中
日付を合し、天体名を「月」に、「2」の地域を最寄りに合わせて「OK」ボタンを押します。
月の出ている時間帯が撮影する時間と被らないか?
出たとしたらどれくらいの明るさの月がでるか?
をみることができます。
その4 機材
一番簡単に撮れるシンプルなセットで紹介します。
・カメラ(iso3200でそれなりの画質で撮れるもの)←これが厳しければf1.8クラスのレンズを用意する
・広角レンズ(f3.5くらいキットレンズの広角側でOKです)
↑D3200のキットレンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
・三脚
これだけです。(もちろんカード、バッテリなど小物は持って行ってくださいね。)
その5 設定値
では、上記セットでどんな設定をすればいいか?
18mmで撮る場合は15秒くらいまでは星がブレなくとまって撮れます。
単焦点レンズなど「f1.8」クラスのレンズを用意できる場合はiso感度をiso1600やiso800など落としていくとノイズレスに撮影できます。
撮り方
撮りたい図を決めてカメラを三脚に固定します。
↓
ピントをマニュアルで無限遠に合わせます。
↓
ざっくり合わせたピントを明るい星を基準にして、ライブビューで拡大しながら正確に合わせます。
↓
「ISO3200 f3.5 シャッタースピード15秒」を設定する。
↓
2秒セルフタイマーで撮影開始。
(※普通にシャッターを押すとブレてしまうので2秒セルフタイマーで撮ります。)
これで撮れたらどんどんアレンジしましょう
いろんなレンズを使ったり、赤道儀を使う方法や、円周上に流れた星空を撮ってみたり。
空にも四季がありますので年中違う写真が撮れます。
冬の時季は有名な星座オリオン座や
3大流星群の内の2つがこの時季にあります。(12月ふたご座流星群、1月しぶんぎ座流星群)